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ワクチン接種後、8人入院=追加調査も−新型インフル・厚労省研究班 

新型インフルエンザの世界的な大流行(パンデミック)に備え、医師や検疫所職員らに「プレパンデミックワクチン」を事前接種した結果、5561人中8人が発熱などのため入院したことが19日、厚生労働省研究班(班長・庵原俊昭国立病院機構三重病院院長)の調べで分かった。

 ただ、ワクチン接種と直接の因果関係があったとみられるのは2人。8人はほとんどが数日以内に退院し、職場復帰したという。同研究班は「重篤な結果とは言えないが、安全性についてさらに追加研究し、結論を出したい」としている。(2009/01/19-20:26)

時事ドットコム

インドネシアウォッチングで頭に入れておかねばならない事(1) 2008.11.17 

[新型インフルエンザ・ウォッチング日記 2008.11.17]
インドネシアウォッチングで頭に入れておかねばならない事(1)


学会から戻りました。 やっぱりホテルにネット回線はなく、学会懇親会のタル酒(宗像神社に奉納される美酒!)もしこたま入り昨日はあえなく運休に・・

インドネシアは情報混乱していますね。
外岡先生HP参照↓
http://homepage3.nifty.com/sank/
jyouhou/BIRDFLU/2008/DIARY/index2.html

さて、この混乱で一つ念頭においとかねばならないことをひとつ。
14日は金曜日だった。15日は土曜日だった。

インドネシアはイスラム国です。
イスラム国の金曜日は休日! 日本の日曜日と同じ!

それぞれのイスラム国がどれだけ”休日バージョン”になるかは微妙に違います。

たとえば私が前職で最初に在勤したスーダンは、イスラム原理主義国家。

「コーランが法律」のガチガチのイスラム国家。

金曜日は一切の役所はクローズ。

病院は休日の当直医だけです。

日本国大使館の休館日も金曜と土曜(日曜は勤務日)。 

人々はモスクで敬虔な祈りをささげます。

フランスを経て、次に在勤したセネガルは「ゆるやかなイスラム国家」、公式の休日は土曜日曜。 

でも、イスラム上の”休むべき日”は金曜日だから、金曜日は(窓口開いているけど)何となく能率低下。

だから、休日体制のローカルの病院&地方医学部で休日当直医がとりあえず迅速テストをやってみたけど、その結果は正式に採用されず(信頼されず)、
首都ジャカルタでの正式結果を待ちます・・ということになるのでしょう。

金曜の次の土曜も”週末”。で、日曜日にエンジンがかかり、明日あたり何かちゃんとした情報出てくるんかなあと期待しています。


ここらへんの詳細は↓参照
http://www2.dokidoki.ne.jp/racket/nyumongishiki_02.html



[新型インフルエンザ・ウォッチング日記 2008.11.17]

インドネシアウォッチングで頭に入れておかねばならないこと(2) 2008.11.17 

インドネシアウォッチングで頭に入れておかねばならないこと(2) 2008.11.17
[新型インフルエンザ・ウォッチング日記 2008.11.17]

http://www2.dokidoki.ne.jp/racket/nyumongishiki_02.html
に続いて、インドネシアの事をウォッチしてゆくうえで頭に入れておかねばならないこと。

「イスラムのIBM」というものがあります。 イスラム圏に赴任、在勤した人間なら身に染みていることですが、日本では一般にはよく知られていない面もあるので簡単に解説。

I=インシャアラー 「アラーの神の思し召しで」の意味(実際にはインシャラーと聞こえる)。

 予定していた事が予定どおりできるかできないかは”アラーの神の思し召し”次第という意味。 

「来週火曜日、インシャラー、10時にお会いしましょう」という風に挿入される。

これで来週火曜日10時にその人物が現れなかったら、あくまでもアラーの神の思し召しがそうならなかったというだけのこと。 

イスラム圏初心者は、「約束破りやがった!」と激怒したりする。

B=ブクラ 「明日」が字義どおりの意味。

ただし、「現在+24時間以内」の意味ではなく、翌日になった「ブクラ」、その次になっても「ブクラ」とどんどん延びてゆく傾向あり。

これに直面したイスラム圏初心者は胃に穴を開けてしまったりする。

イスラム圏ベテランだって、これを理解しない日本の本社と板挟みで十二指腸に穴を開けてしまったりする。

M=マレーシュ 「気にしない」 

予定どおり事が運ばなかったとき、約束どおり履行できなかったとき、「マレーシュ!」 

日本なら「申し訳ありません」という言葉を発するのが妥当な側がそのシチュエーションで「マレーシュ」を連発するので、イスラム圏初心者はキレたりする。



架空ケーススタディーしてみましょう。

A氏=先進国から派遣された”ばかりの”バリバリの公衆衛生プロフェッショナル

B氏=現地関係者



A「お宅の201号室の患者さん、40℃の発熱と聞きました。 検査はどうしました?」

B「午後採血して検査出します。インシャアラー、明日には結果が出るでしょう」


翌日


A「結果、どうでした?」

B「(ファイルをめくって)来てませんね。ブクラ、またね」


翌々日


A「何かわかった?」

B「(ファイルをめくって)まだ来てませんね。ブクラ、またね、マレーシュ!」


翌々々日

A「それで、どうなったの?」

B「(ファイルをめくって)まだ来てませんね。ブクラ、またね、マレーシュ!」

A「昨日も明日と言ったじゃないかっ! 何考えてるんだっ!」

B「そんな事言ったって、インシャアラー、思し召しでそういかなかったんですから、運命なんですよ」

A「何だとぉ! だから君達は○×☆(それを言っちゃあ、おしまいよ・・的なことを口走ってしまい人望は泡と消え・・)」

インドネシアのウォッチングにあたっては、イスラムの基本おさえていないと、イライラしたり血圧上がってしまったりという事になりがちです。


これは何の根拠もない(出来ればハズレであることを願うところですが)思い過ごしであってほしいんですが、
インドネシア保健省とWHOのバトルというか、
いまいちシックリいっていない根底に、イスラムの基本おさえていない側面があるんじゃないか、そんな気がしてならないのです。



[新型インフルエンザ・ウォッチング日記 2008.11.17]

イスラムの基本をおさえた上でウォッチすべき国 2008.11.17 

イスラムの基本をおさえた上でウォッチすべき国 [新型インフルエンザ・ウォッチング日記 2008.11.17]



昨日は、「インドネシアの事態をウォッチしてゆく上でおさえておかねばならない基本」としていくつかイスラムの感覚を紹介しました。 

私はイスラム学者ではないので、スーダンとセネガルに住んだ計5年間のイスラム世界生活実感というレベルにとどまりますが。

http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/
b5ed8a6194ad0cd0300c0b634c37f585

http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/
8263992cbcd0391b2b8e2c73d394286f

こういうイスラムの基本をおさえた上で鳥インフルエンザ/新型インフルエンザを ウォッチしなければならない国というのはインドネシア以外にも色々あります。

で、今回は、「鳥インフルエンザで話題になった、イスラム国」のリストアップをしてみました。

話の前提として「イスラム国」とは何ぞや? と議論がありますが、とりあえず当ブログでは、イスラム諸国会議機構(OIC)加盟国 から選んでみました。

<イスラム諸国会議機構正式加盟国で鳥インフルエンザ関連の話題にあがったことのある国>

インドネシア
パキスタン
エジプト
スーダン
アフガニスタン
イエメン
ギニア
クウェート
サウジアラビア
ベナン
バングラデッシュ
ナイジェリア
トルコ

<イスラム諸国会議機構のオブザーバー参加国で、鳥インフルエンザ関連の話題にあがったことのある国>
タイ
ロシア

こう見てくると、いかに広範囲に鳥フル国とイスラム圏がオーバーラップしているかがわかります。

 イスラムの基本(たとえば、豚肉は不浄なものとして絶対に食されないから、牛肉価格を考えると鶏肉がほぼ唯一の肉類など)を理解しないで鳥フル/新型フル を語るとフラストレーションが増えます。

当ブログでも、必要に応じてイスラムの基本も折り込んでゆかねば・・と、セネガル離任以来、すっかり本棚入りしてる「イスラム事典」のほこりを払ったりしています。


[新型インフルエンザ・ウォッチング日記 2008.11.17]